4月21日(日)から24日(水)にかけて沖縄本島に行ってきました。今回はリゾートホテルに3連泊しホテルライフを楽しみつつ、沖縄の海や2000年に世界遺産に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」を訪れることが目的です。
(4/21 日曜日)
羽田発8:15発のJAL905便(A350-900)に搭乗して那覇空港へ、機内で驚いたのは就学前の子供を連れた親子の多いことです。11:05到着予定でしたが向かい風が強かったせいか10分程度遅れました。レンタカーを借りてまずは識名園のそばにある沖縄そば屋を探しましたが、駐車場が満車だったり、完売だったりして結局コンビニでおにぎりなどを購入し、世界遺産の一つである識名園で昼食としました。
識名園は、1799年に王族の別邸として造られ、保養地として使われただけでなく、中国の王からの使者たちをもてなす場所としても使われました。沖縄県内で唯一特別名勝にも指定されています。

順路をしばらくあること正門があります。ヤジョーという屋根のついた門で国王一家や中国からの使者が出入りした格式のある屋敷にしかないものです。

正殿からの全景

太鼓橋から正殿と六角堂

帰りにふと上を見ると赤いデイゴの花が咲いていました。

散策後、那覇ICから沖縄自動車道で石川ICでおりてまもなく本日宿泊するルネッサンスリゾートオキナワへ到着。3連泊以上のCLUB SAVVYでプランをとると様々な特典があり、朝食・昼食が無料、夕食も1日サービスになっています。

部屋のバルコニーからの眺めも大変きれいでした。

過去山田温泉という旅館の跡地に作られているため、なんと沖縄で天然温泉に入れます。まずは温泉で旅の汗を流すことにしました。以下の写真はホテルの公式HPからのスクリーンショットです。


泉質は単純硫黄泉でわずかに硫黄臭がします。今夜の夕食は早速サービスの夕食券を使って「彩」というレストランに


今夜は普段飲んでいる芋焼酎赤霧島で晩酌、値段は高めのような気がしました。
(4/22 月曜日)
朝食は、「フォーシーズン」でTeppann ブレックファースト。鉄板焼きのコーナーが3か所あり、厚切りハムステーキ、パンケーキ、オムレツなど出来立てが食べられます。その他の品数も豊富で、スパークリングワインもあるなどリゾート気分に浸れます。
朝食後は、ホテル近隣をドライブ。まずは高さ30mの断崖絶壁が続く残波岬に。過去台風が来たときは大きな波でこの断崖にある大きな石も動かされたようです。



入口の所には55周年を迎えた金城パーラーがあります。

次に向かったのは、世界遺産のグスクの一つ「座喜味城跡」です。15世紀全般に北山王の勢力を監視するために作られた城です。



石組みが非常に美しくもありますが、廃城の静けさと寂しさも漂っていました。
次に向かったのは焼物の里「やむちんの里」です。奥のほうには登り窯がありました。


いろいろな店を見た後、せっかくなので人間国宝金城次郎窯の陶芸工房ふじでお皿を買うことにしました。

金城次郎さんのお孫さんの藤岡香奈子の下段にあるウミガメ・魚・鯨が絵付けされた5寸皿(1枚3,300円)を購入。

昼食は、ホテルに戻り、昨日食べそびれた、沖縄そばとジューシー(沖縄の炊き込みご飯)のセットを無料で食べることができました。15:30からシュノーケリングのアクティビティーを前日に予約していましたので部屋でしばしの休憩を取り、シュノーケリングに出発。
さすがに今の時期はウエットスーツの着用が必要なので、初めてのウエットスーツ姿になり、双胴のヨットでいざ出発。

出てから5分ほどの場所に停泊し、1時間近くたくさんの熱帯魚がおよぐ水中を見て終了。水中カメラはないので画像はありませんが、透明度も高くサンゴ礁のある豊かな海が残っているのがわかりました。ヨットに上がると体が重く立ち上がるのが大変で体力の衰えを感じた次第です。
今日の夕食は「ロイズ寿司バー」で「寿司バイキング」(7,000円)にしました。寿司以外にも料理があり、寿司は小ぶりなのでカウンターに乗っている全種類を食べることができました。いくらの軍艦巻きなどはテーブルで注文すると持ってきてくれます。

(4/23 火曜日)
朝は最初の日に夕食をとった「彩」で琉球朝食で済ませた後に、北部にドライブに向かいました。まず最初は宇古利島です。宇古利大橋南詰展望所から宇古利島を見ると。

この橋で宇古利島にわたり来たほうを眺めると。

あいにくの空ですが、それでも海はマリンブルーに透き通て見えました。天気が良ければ素晴らしい光景でしょう。
次に向かったのが、世界遺産のグスクの一つである今帰仁城跡です。14世紀に琉球は北山、中山、南山の3人の王が納めていて、この城は14世紀に北部を収めていた北山王が住んでいた城です。その後、中山王に滅ぼされ、中山王は管理のため監守を派遣していました。1609年に薩摩郡の侵攻で炎上し、その後は拝所として地元の人の精神的な拠り所となったようです。


外を取り囲んでいる城壁

俗称本丸跡

今帰仁城跡を散策したのちに美ら海水族館に向かいました。ちょうど昼時だったので途中にあった「古民家 てつこのそば」でミックスそばとジューシーを頂きました。


満腹になった後で美ら海水族館に到着。平日ですが観光客であふれていました。



ホテルに戻りしばし休憩を取り、今日は水槽のある「琉球炭火焼き 海風」での夕食です。水槽前は人気が高く予約は取れず、少し離れた席になりました。エイサーというコースをとりました。


(4/24 水曜日)
本日は最終日。朝食は、最初に食べた「フォーシーズン」でTeppann ブレックファースト。9:30にホテルをチェックアウトして石川ICから沖縄自動車道で那覇ICでおりて首里城公園に行きました。
首里城は北山、中山、南山に分かれていた3つの国が1429年に統一され琉球王国となり、その王が住んでいた城です。2019年3月にすべての復元工事が完了していましたが、その年の10月31日に正殿を含む8つの建物が消失し、現在復元工事が行われており、2026年中には完了する予定です。
守礼門を始めに歓会門、瑞泉門、漏刻門をくぐって有料施設エリアの正面入り口に





ここでチケットを購入し有料観覧エリアに。大きな建物の中での復元工事を見ることができます。


散策後、昼時なので近くにある首里そば姉妹店「首里そば 中田」へ、メニューはいたって単純。食べ過ぎ感があるので今日は首里そばのみにしました。そばが平打ちで他の沖縄そばとは異なっています。


食後は今回最後の世界遺産施設、代々の琉球王と家族が眠る「玉陵」に行きました。



玉陵は1501年に作られ、左奥の大きな建物に歴代の王と王妃が、右手前は家族、中央は洗骨前の遺骸の安置に使ったそうです。見学後にレンタカーを返し那覇空港に14:00には着きました。帰りは那覇空港15:45発、JAL914便(A350-900)で18:00には羽田空港に無事到着しました。
(おわりに)
4年前に出張で那覇には来たことがありますが、観光というと返還前の沖縄に小学生の時北依頼55年ぶりなのであまり記憶がなく、今回が初めての本格的な旅行でした。
早めに予約したこともあり、フライトは往復26,300円、ホテルも格安となりコスト的には大満足の旅でした。ただ、初日を除けが曇り空であったのが残念ですが、あまり雨にも降られず、雲空ならではの城跡の静けさと寂しさを感じられたような気がします。世界遺産9個のうち5個を回れたので次回来るときは残りの4施設を回りたいと思います。


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