5/20(月)から5/29(水)にかけてJALが新規就航したドーハ線を利用しイスタンブール、カッパドキア、パムッカレ、ドーハを観光してきました。3回目としてパムッカレの観光を中心に紹介します。
5/25(土)
今日は朝8:30にホテルを出発し、シルクロードとして使われた道に沿ってカッパドキアからパムッカレに向かいます。走行距離は600㎞とのことですので東京から姫路ぐらいの距離です。250kmぐらい走った途中にスルタンハニのキャラバンサライ(隊商の宿Sultanhani Kerbansaray)に立ち寄りました。

当時の王朝や地元の有力者は富をもたらしてくれる隊商を保護しており、30㎞ごとにこのようなキャラバンサライを設置し、3日分の宿泊費と食料を与えていたようです。

階段を上がった2階部分が礼拝所だったところで、左右に宿泊する部屋が設けられていました。メインの建物内部も頑丈に作られています。

ここから2時間程度走るとトルコ内陸のアナトリア地方の主要都市Konyaがあります。紀元前3000年から続く歴史のある古都で11世紀以降はルーム・セルジューク朝の首都であったところです。郊外には新たな工場などが進出していて古都ながら活気を感じさせてくれます。ここには神学者であったメヴラーナ一族の霊廟があるメヴラーナ博物館があります。

ひときわりっばな霊廟がメヴラーナ・ジェラレッディン・ルーミーのものです。


下の写真は預言者ムハンマドの顎髭が入っている箱だそうで、ガラスに覆われていますが四方に小さな穴があり、参拝者はそこから匂いをかいで感激していました。

博物館の横にも大きなモスクがあります。

この向かいにあるレストランで昼食をとりました。私が選んだのは子羊のケバブでいい味でした。


Konyaからさらに4時間近く走ってようやくパッムカレの宿につきました。

名前にThermalとあるようにパムッカレは温泉療養地でもあり、室内・屋外に温泉プールがあります。下の写真は屋外の温泉プールです。

奥の白い看板に成分表が表示されていますが、湧出温度は47度で炭酸カルシームを多く含んでいます。大分の長湯温泉の高温の炭酸泉に似たような色と肌触りでした。温泉で疲れをいやした後に、ワインとともに夕食ブッフェをいただきました。

5/26(日)
今日の午前中は近くにあるローマ帝国時代の温泉保養地Hierapolisの見学です。団体客が来ない側のゲートから入ると昔の墓地群があります。


町に入るゲートの手前に公衆浴場があり、人々は町に入る前に体をきれいにしたようです。

町に入るゲートを通ったすぐ左に水洗トイレが設置されていました。。

下の写真はHierapolisの全体の案内図です。公衆浴場は②の位置で町に入るゲートは⑦の入り口部です。

中央部に石畳があり下には下水道が設置されています。

この先を進んだ左側に有名な純白の棚田のような風景が見られます。この遺跡は石灰華段丘の一番上にあり、炭酸カルシウムを含んだ温泉水が流れることでこのような形になっています。水量が少なくなってきたのか汚れ防止のため10日ごとに流す場所を変えているようです。

正面ゲートに近い大きなところには日曜日とあって多くの観光客がお湯の中に入っています。

下の写真は有料で入れる遺跡プールです。。

円形劇場前にはいまだ発掘中の建物の部材が置かれています。

円形劇場は大変保存状態も良く、その先にはギリシャ神話の太陽神・アポロンを祀った神殿も建てられていました。


午前の観光を終え昼食後、カルクック洞窟に行きました。パムッカレの石灰棚と同様な景色がありますが、鍾乳石などはあまり見られません。


これでパムッカレ観光を終え、デニズニ・チャダル空港19:05発のAjetのVF3195便でイスタンブールのザビハ・ギョクチャン空港に20:15に戻ってきました。明日はイスタンブールを立ちドーハに向かいます。ツアーの昼食はスープにサラダ、各種ケバブや肉団子風のものなど代替同じでいささか空きましたがこれも経験でしょう。


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