旅好き爺の旅行記
A photo journey by an old man who loves to travel

9/20(金)から28日(土)にかけて、ロンドン、ウインダミア、エディンバラへと、鉄道で英国を縦断する旅に出かけました。今回はスコットランドのエディンバラを紹介します。

9/25(水)
今日はWindermere駅10:57発のOxenholme Lake District駅行きの列車に乗り、そこでEdinburgh(Waverley)行きの列車に乗り換えエディンバラに向かいます。Windermereに来るときには列車がキャンセルになっていたので心配しましたが、今日は通常運航のようです。Widermereの駅舎はかなり質素なつくりでした。駅の奥にBoothsという大きなスーパーがあり時間があったのでそこで昼食用のサンドイッチを購入しました。

来た時と同じようにローカルビールとともにサンドイッチを食べました。

列車は予定通り13:32にEdinburgh(Waverley)駅に到着。今日の宿であるHilton Edinburgh Caltonは、地図上は駅のそばにあるのですぐ着くと思いきや、重いスーツケースを持って階段を上らないと辿り着けないようで、通りにいる地元の人に聞いたら、Scotsman Hotelのエレベータを利用してHiltonのある通りに出る階で降りると楽だと教えられました。当日ホテルは外装工事中なので下記のホテルの写真はHPのスクリーンショットです。

ホテルにチェックイン後、早速今日の最初の目的地ホリールード宮殿(Palace of Holyroodhouse)に向かいました。ホテルはエディンバラ城とホリールード宮殿を結ぶ旧市街のメイン道路であるロイヤルマイルに近くにあり、ホリールード宮殿やエディンバラ城へのアクセスが便利な場所にあります。ロイヤルマイル沿いは古い町並みが続きどこを切り取っても絵になります。

通りの人の服装を見るとわかるように日本での初冬のような気温です。

下記の写真がホリールード宮殿を正面から見たものです。この宮殿は15世紀後半からスコットランド王の住居となり、1430年にここで生まれたジェームス2世はここで戴冠し結婚式を挙げています。2022年に崩御したエリザベス2世も夏の滞在地として使用していました。チケット売り場は午後遅めのためか並ばずに買うことができました。

宮殿の前身は1128年にデイヴィッド1世によって建てられた教会で現在でも敷地内に廃墟として残っています。

宮殿の中庭

内部の撮影は禁止されているので王の寝室と接見室の写真のHPからのスクリーンショットで紹介すると以下のようなものです。

音声ガイドを借りて1時間以上内部を見た後に、来た道と違う裏道を通って駅のほうに向かいました。右手の丘の上にはお城の塔のようなものがありました。

坂道を登って行くと前に石造りの橋があります。エディンバラは坂が多く歩くのには少し疲れます。

正面の建物がEdinburgh(Waverley)の駅舎です。駅を挟んでこちらのほうが新市街となっています。

今夜はこのAbbotsfordというパブでスコットランドの伝統料理であるハギスとフィッシュアンドチップスをつまみにローカルビールで夕食としました。

向かいのカウンター席に年配の男性2人組が、私がウイスキーソースをたっぷりハギス(奥の肉の塊)にかけて食べているのを見て何かを話し合っていました。「ハギスはおいしいか?」と質問され「おいしいよ」と答えると笑顔を返してくれました。

駅のそばの公園にはスコット記念塔がありました。

9/26(木)
ホテルの朝食ブッフェにもハギスが出ていたのには驚きましたが、今日はロイヤルマイルのエジンバラ城までの通りを観光します。最初に立ち寄ったのはセント・ジャイルス大聖堂(St. Giles’ Cathedral)です。この大聖堂は900年間エディンバラにおける宗教の中心地で長老派の母教会となっています。

少しロイヤルマイルから離れ、グレーフライアーズ教会に足を延ばしました。右下に小さな犬の銅像がありますが、主人であるエディンバラ市警のジョン・グレイ(John Gray)が1858年に死去した後、14年間その墓の隣に座っていたそうです。日本でいえば忠犬ハチ公です。

再びロイヤルマイルの戻る途中でThe Elephant Houseというカフェがありました。作家であるJ .K. Rowlingがこの店でハリーポッターシリーズを執筆したことで有名です。ただしこの店は火災にあい現在修理中で、近くの移転先のお店には中国人観光客たちが写真を撮っている姿が見えました。

エディンバラはどこを切り取っても絵になるところが多い街です。

途中で早めの昼食をとりエディンバラ城に到着、事前にチケットを購入していたのでスムースに入れました。

一番上にあるSt. Margaret’s Chapelには中に座るところもあり、当日風も強く寒かったので暫し休憩した後で、午後一時に空砲を鳴らすThe One O`clock Gunを見ました。

このあとは城内の施設を見学しました。行列はCrown Jewelのある建物の入り口です。

捕虜用の牢獄もあります。

次に向かったのは、The Scotch Whisky Experoanceというところです。スコットランドといえばウイスキーの名産地、ウイスキー作りから試飲もできるツアーです。写真の右側にある茶色の建物です。

試飲した部屋の周りにはたくさんのウイスキーのボトルが飾られていました。

帰りにイタリアンで夕食を済ませましたが、クレジットカードの機械の故障で現金での支払いのみとなり、店の人にATMの場所を教えてもらいキャッシングで現金を引き出すハプニングがありましたが、今日も予定通りに行程を進められました。

9/27(金)・9/28(土)

今日はフライトがエディンバラ空港15:30発なので午前中は観光する時間があります。下記の写真はホテルのそばのロイヤルマイル沿いにあるトロン・カーク( Tron Kirk)です。元は主要教区の教会でロイヤルマイルのランドマークの一つとなっています。現在は観光案内書やギフトショップなどが入っているようです。

今日の午前中はホテルからほど近いスコットランド国立博物館(National Museums Scotland)に行くことにしました。ここも大英博物館同様に入場無料です。

展示は地域・文化やテーマ別の展示となっています。

日本の寺にあった仏像や浮世絵の展示もありました。

世界初の哺乳類の体細胞クローン雌羊ドリーのはく製も展示されています。スコットランドの研究所で生まれたのですね。

屋上のテラスからは旧市街が一望できます。

見学を終えホテルに戻りタクシーでエディンバラ空港に30分程度で到着、空港で昼食をとった後で15:30発のJL7134便(BAのコードシェア便)でヒースロー空港に。1時間近く遅延しましたが、何とか19:20発のJL044便へ羽田空港への帰路に着きました。

予定の列車のキャンセル、お店のクレジットカード機器の故障、帰りのフライトの遅延などトラブルにも会いましたが、ほぼ予定したとおりにロンドン、湖水地方、エディンバラを満喫できた旅でした。海外旅行は世界遺産をテーマにもしていますが、今回はウエストミンスター寺院、ロンドン塔、エディンバラ旧市街・新市街、イングランド湖水地方という4つの世界遺産を見たことになります。

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