11月19日(火)から20日(水)にかけて、秋が深まる奥多摩への旅に出かけました。
中央自動車道で八王子JCから圏央道の日の出ICを降りて一般道で奥多摩湖へ向かいました。2時間弱で着いた奥多摩湖は多摩川の上流を小河内ダムで堰き止められた人造湖で正式名称は東京都水道局が管理する小河内貯水池で東京の水道水の供給地の一つです。




湖水に秋の日差しが反射してキラキラ光る景色がきれいです。

湖の周りを散策しているうちにお昼時になり、奥多摩周遊道路沿いにある山のふるさと村に向かいました。そこにあるやませみというレストランに向かうと見事な紅葉に出会いました。


店のドアを見ると本日休業というお知らせがあり、やむなく道を引き返し、深山橋の付け根にある陣屋という蕎麦屋で昼食をとることにしました。

ここでそば定食(もりそば、刺身こんにゃく、山菜の盛り合わせ)を食べてから鳩ノ巣渓谷に向かいました。あいにくここでの紅葉はまだ色づき始めというところでした。


しばらく散策したあとに、鳩ノ巣小橋のそばにあるカフェぽっぽでコーヒーを飲み暫し休憩。そこから坂道を登って本日の宿であるはとのす荘へ。数年前から気になっていた宿で、東京都にある温泉宿で夕食はイタリアンのフルコースということで、JTBの顧客評価もトップクラスとなっています。

部屋で少し休んだ後に早速1回にある温泉大浴場へ、写真は旅館のHPからのスクリーンショットです。内湯は2017年に宿のそばで湧出した源泉を引き込んだもので、メタホウ酸の成分の多い弱アルカリの温泉でした。

右側にあるドアの先に露天風呂があります。このお湯は近くの鶴の湯からの運び湯で、アルカリ性単純硫黄泉だそうです。

内湯・外湯ともに美人の湯といわれる成分を含んでいますが、ヌルヌル感やしっとり感があまりなく、これといった特徴がない温泉でした。
いよいよ楽しみにしていた夕食の時間です。最初の一皿はアンティパスト。牛筋のトマト煮込みを丸い小さなパンに詰めたもの、クスクスと蒸し鶏のサラダ、干し柿のゴルゴンゾーラチーズなど計5品でした。

二皿目はプリモ・ビアットとしてベーコンと茸のカルボナーラスパゲティ。

三皿目はズッパとして松茸、銀杏、三つ葉の入ったコンソメスープで、具の素材を和風にした遊び心があるスープです。松茸の香りもほのかに漂い美味です。

4皿目はセコンド・ビアットとして東京都産の唯一の黒毛和牛のブランド牛、秋川牛のソテーで、脂が上品で、焼き加減も良く柔らかく仕上げられトリュフソースのかかったとても美味しい一皿です。奥多摩のワサビとの相性も抜群です。

最後はドルチェとコーヒーです。

内容的に申し分のない料理に満足しました。
翌朝は昨日の好天から打って変り、あいにくの雨模様、朝食後もチェックアウトまでゆっくり宿で過ごすことにしました。朝食もブッフェではなく一皿に朝定番の料理が並んでいました。

食後に温泉にゆっくり浸かってからチェックアウトをし、そのまま自宅に戻りました。天気が良ければ周辺の渓谷美を楽しむ予定でしたが雨に加え、最高気温が10度を下回るというこの時期40年ぶりの寒さだったので正解だったでしょう。
温泉とイタリアンという組み合わせですが、和風懐石料理に飽きた人にはうってつけの宿でしょう。人気の宿なので、過去何度か週末に予約しようとしましたが早くから満室になっていてなかなか取れませんでした。今回は平日でしたが、ほぼ満室のようでした。宿泊費もお手頃でコストパフォーマンスがとてもいいと思います。また機会があれば訪れたい宿です。


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