旅好き爺の旅行記
A photo journey by an old man who loves to travel

ニュージーランド北島鉄道横断の旅(ノーザン・エクスプローラー号編)

12/7(土)
今日はいよいよノーザン・エクスプローラー号に乗ってオークランドからウェリントンへ向かいます。この列車はニューヨークタイムスの2024年に行くべき場所でNew Zealand by Trainとして4位に挙げられた北島を走る列車で、今回も旅の目的の一つです。

朝6:00過ぎにホテルからタクシーでAuckland Strand駅に行きましたが、あまりに簡素な建物なのでタクシーの運転手は、ここで大丈夫かと話しかけてきました。降りたところにちょうど係員がいてスーツケースを預けることはできましたが、チェックインは7:00からということでこの建物の中にある売店でコーヒーとパンを買って時間を過ごしました。チェックインは予定より早く6:45ぐらいに係員が来て始まり、搭乗券を受け取りホームに向かいました。

ホームにはすでに列車が停車しており、先頭は頑丈そうなディーゼル機関車でした。

機関車の次にある車両は写真が撮りやすいように窓ガラスがないオープンキャビンです。

ニュージーランドらしい塗装をしている車両は厨房のある車両で中に立ち入りはできません。最後尾の車両は預けた荷物専用の車両です。

今回は食事付きのScenic Plusというクラスで予約しましたが、ドアの上に「P」の表示があるのがその車両です。

座席配置や展望は一般車両と同じですが、テーブルの上にシーツがかけられ水も用意されていました。

テーブルの上にあるメニューを見て驚いたのは、朝食。昼食。夕食とすべて提供されることです。飲み物はここにある以外にワインやビールなどもあり、すべて無料でした。北島の食材をふんだんに使った料理のようです。

出発してすぐに出たのはBaked Treatですが写真を撮る前に少し食べてしまいました。

その次にCold Breackfastとしてバニラチアプディングでブルーベリーと糸状のココナッツのトッピングに定番のキウイのスライスが添えられていました。チアシードは健康食なんですね。

街から離れると牛が放牧されている風景が広がります。

朝食最後のHot Breakfastが出てきました。ガーデン野菜のフリタータにベーコンと豆のトマトソース煮が添えられています。

食事付きではない場合は、食堂車で軽食と飲み物のテイクアウトや数席ある席で食事をとることもできます。

少しづつ景色が変わってきました。

写真を撮るためオープンキャビンに行きましたが、行くためには3両分通過しなければならず頻繁には行けませんでした。

席に戻ってしばらくするとニュージーランドキアヌミックス野菜サラダというLunchがローズマリーガーリック味のラムのスライスとともに出てきました。健康的な食事です。

次に出てきたのはSweet TreatとしてハミルトンにあるWhittakaerのダークチョコレートとウェリントンのコーヒームースのバタークリーム添えです。ウィッタカーズのチョコレートはニュージーランドで人気のあるチョコレートで、ウェリントンのコーヒーも有名で、ウェリントンには多くのカフェがありました。

少し町らしいところをゆっくり過ぎていきます。。

しばらく走るとトンガリロ国立公園の中心にある北島最高峰の活火山、標高2,797mのルアペフ山が雪化粧で迎えてくれました。山頂は残念ながら雲がかかっていました。

列車は途中何か所かで停車しますが、このオハクネ駅では数人下車し預けた荷物を受け取っていました。この町はワングヌイ国立公園でのアドベンチャーに便利な町のようで、先ほどのルアペフ山のスキー場にも車で1時間程度だそうです。

オハクネ駅からしばらくすると山頂の雲が取れきれいに山が見えました。

そうこうしていると、Afternoon Platterとしてニュージーランドランドで有名なKapitiのチーズの盛り合わせが出てきました。特にブルーチーズがとても美味しかったです。

列車はRangitikei川のホワイトクリフにかかります。

ウェリントンに近くなってきたときにDinnerとして鶏の胸肉のローストがローズマリー風味のポテトとGisborne産のエンドウ豆のマッシュが添えられて出てきました。

最後にDessertとしてニュージーランドベリーチーズケーキが出てきました。一番底の部分はオークランドのGingernut crumbです。

列車はタスマン海のKapiti海岸沿いを走ります。

列車は定刻より30分近く遅れてウェリントン駅に18:50頃到着しました。11時間の列車の旅でしたが車窓の景色と食事で時間を感じさせない旅でした。ウエリントン駅は建物は立派でしたが中は閑散としています。

駅舎の全景です。人通りもほとんどありません。

ウェリントンの宿は、駅から徒歩で近くにあるRydges Wellintonです。

今回乗車したScenic Plusは普通車の2倍ぐらいの料金でしたが、出てくる料理のクオリティーや品数を考えると納得の値段でした。飲み物がすべて無料だったことにも感激です。昨年はスイスで氷河特急などの列車を利用しましたが、ノーザン・エクスプローラー号が一番だと思います。

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