旅好き爺の旅行記
A photo journey by an old man who loves to travel

12/8(日)
今日は終日徒歩でウェリントン市内の観光をする予定です。日曜日ということもあるのかホテルの部屋から見た景色に人影がなく強風が吹いていて体感温度は夏ですが10℃前後となっています。

まずはウェリントンで有名なケーブルカーに乗りに行きました。チケット売り場で往復NZ$12でチケットを購入して赤いケーブルカーに乗車しました。

頂上の終点駅に到着。

ここからの景色はウェリントンの湾と市街が一望でき素晴らしいです。手前にはニュージーランドらしいシダ類の大木が茂っています。

少し歩くとSpace Placeという宇宙をテーマにした博物館があり、プラネタリュームの上映もありますが、最初の上映は就学前の子供向けということで次の上映まで待つ時間がないのでNZ$11だけ払って博物館の見学のみとしました。

展示は子供でも分かりやすいようにできていますが大人でも楽しめます。

頂上駅そばにケーブルカー博物館があり無料で見学できます。ウェリントン・ケーブルカーは1889年に創業した古い歴史を持っています。中には過去の車両の展示がありました。

車両の横に窓がなく椅子席もあったのですね。階段状に並べられているのが面白いです。1950年年代から1970年代後半にかけて使用されていた赤いケーブルカーです。

1900年代初期に使用されていた車両。

昼食時となったのでGoogleマップで飲茶のお店を探しましたが、表示されている場所にありませんでした。情報が更新されていないのかもしれません。そこでぶらぶら歩いて探すと「嵐」という日本食レストランがありました。オークランドやウェリントンには寿司屋などの日本食レストランを多く見かけましたが、海外だとなんちゃって日本食というのがあるので恐る恐る中に入りました。

厨房を見ると日本人らしき板前さんがいたので安心して鶏の照り焼き定食を頼みました。日本で食べる味と変わらずほっと一息付けました。

歩き疲れたのでバスでウェリントン駅に戻りましたが、専用のカードのみしか使えず、運転手にウェリントン駅までと告げると無料で乗せてくれました。その優しさに感謝です。駅の近くに旧政府庁舎のビルがあり、現在は学校の一部に使用されているようです。

入口から入って中の落ち着いた雰囲気の写真を撮った後に警備員が来て今は閉館しているので出るように言われあえなく退散しました。

建物の左側の入り口から入りましたが、全体はかなり大きな建物です。

道路を横切ると円形の首相執務室のある建物と渡り廊下でつながった国会議事堂が見えました。首相の執務室は円形のビルの5階にあり、地下には緊急時に使用するシェルターがあるとのことです。

議事堂の入り口にハカをしているマオリのトーテンポールがかわいらしいですね。無料のガイドツアーがあるということで参加してみました。入り口のセキュリティーで荷物検査を受けて、クロークに大きなバックと一眼レフカメラを預けました。なぜか内部のスマホでの撮影は見逃してくれるとのことなので内部の写真はスマホによるものです。

この部屋は首相の任命式などのセレモニーが行われる場所です。

議会の会議場で、首相は左側の奥から4番目の席に座るそうです。ニュージーランド議会は一院制で定数は123名と日本に比べるとコンパクトな議場です。また、ニュージーランドは女性の参政権を世界で最も早く認めた国で、投票権は1893年、被選挙権は1919年に与えられました。

議会内にある図書室。

記者会見を開く会場で立って説明している女性がツアーのガイドをしてくれました。

次に横にあるウェリントンセント・ポール大聖堂に行きました。

ちょうど奥のほうで聖歌隊が歌の練習をしていて、暫しの間美しい声を聴いて過ごしました。

歩いているとウェリントン慰霊碑がありました。

日曜日で開いているレストランが少ないので今日はホテルでの夕食です。近郊にある有名なワイナリーがあるマーティンボロのワインを注文しました。フルーティーですっきりした味の大変美味しいワインです。

まずは2種類のカキを注文しました。

メニューには持続可能性を考慮した魚料理とありましたが、たぶんスズキのソテーだと思います。

豚肉を皮ごとローストした料理で八角が入った少し甘めのソースとの相性は抜群で大変美味しい一品でした。

強風の中で長距離歩いたのでゆっくりお風呂に入って明日に備えました。

12/9(月)
今日はマーティンボローの3件のワイナリーを巡る現地のZOZOトラベルのツアーに参加しました。9:30にホテルをコーチで出発し、途中で英国人の男性グループ4人、同じ英国人夫婦2人が同乗し、山道を通りマーティンボローに向かいました。

峠道の頂上にあるRemutaka Crossing Memorial は、1915 年から 1919 年にかけてフェザーストンの軍事キャンプとハット バレーの間を横断した 6 万人のニュージーランド軍兵士を記念するためのものです。2015 年 にこの記念碑が公開されました。

マーティンボローの一件目のワイナリーはPOPPIESというところです。

ここではロゼ、セミリオン、シャルドネ、ピノグリ、リースリングの5種類のワインを試飲しました。このワイナリーではフランスブルゴーニュスタイルでワイン作りをしているとのことで、5種類のワインすべてがおいしかったです。

ワイナリーの前に広がる葡萄畑

次にMOY HALLというワイナリーに向かいました。

席に座ってまずはロゼとソーベニオンブランの試飲

次にピノグリとピノノワールの試飲をしました。

ここで昼食タイムなので料理とともに先ほど試飲した、ピノグリの白ワインを味わいました。

どのワイナリーもすぐそばに葡萄畑があります。

最後に向かったのはPalliser Estateというワイナリーで、下記のの5種類のワインを試飲しました。このワイナリーのワインが一番自分には合っているようです。昨日ホテルのレストランで飲んだSauvinion Blancはここで作られたワインだったことに驚きました。有機栽培の葡萄を使っているのがわかりました。

Palliser Estateでは試飲するとボトルの販売価格が10%引きになるので、ここで白ワインのピノグリを購入し、ホテルの近くのスーパーで買った総菜とともに本日の夕食としました。ホテルのレストランでは売価の2.5倍強の値段でワインを提供していたのでお得感があります。

12/10(火)
ウェリントン空港発6:00のQF162便でシドニーに向かいましたが、ホテルのフロントの人が自分は何回も利用したが空港は4:30からしか開いてないのでホテルを4:00出発でも問題ないと言っていました。普通は2時間前の4:00には開いているはずだと思い4:00前に空港に到着、チェックインカウンターは予想通り4:00から開いていました。フロントの人がなぜ誤解していたのかは不明です。
シドニー空港には7:45に到着、時差が2時間あるので飛行時間は3時間45分です。暫しカンタスラウンジで休憩した後で9:15発のJL52便で羽田に向かいました。
ゴールドコースト付近の上空を通過するときに不思議な形をした島が見えました。

機内のバーカウンターに行くとキヤノンが写真を提供しているSky Gallaryがありました。以前から知ってはいましたがまじまじと見るとは初めてでした。気持ちが安らぎます。

今回は、ニュージーランドの北島を回りましたが、食事もワインもとても美味しく大満足の旅でした。また、ノーザンエクスプローラー号での乗車体験は素晴らしかったです。南半球は初夏を迎えてはいましたが、体感気温は出発時の東京とそれほど変わらず着るものの対応が楽でした。2024年はこれが最後の旅となりましたが、これまでの12回の旅はすべていい旅でした。来年も旅を続けていきます。新たな出会いが楽しみです。

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