旅好き爺の旅行記
A photo journey by an old man who loves to travel

2月5日(水)から12日(水)の6泊8日で、スペインバスク地方のビルバオ、スマイヤ、ゲタリア、サンセバスチャンを旅してきました。まずはバスク地方の最大都市ビルバオを紹介したいと思います。

日本からビルバオへの直行便はなく、今回は羽田発9:50のJL043便でロンドンヒースロー空港に行き、IB0720便でマドリッド空港へ、そこからIB0441便でビルバオ空港に23:15に到着するフライトをとりました。成田発のイベリア航空やフランクフルト空港経由だと1回の乗り継ぎで行けますが、羽田発のほうが便利なのとJALのロンドン線に新たに導入されたA350-1000に乗るためロンドン・マドリッド経由としました。

2/6(木)
昨日は深夜にホテルに到着したので、朝遅めの朝食を済ませ、9:30にホテルを出発し、まずは近くにあるグッゲンハイム美術館に向かいました。ビルバオでのホテルはネルビオン川に面した写真のVincci Consulade De Bilbaoです。

ホテルの前からはこれから行く朝日に金色に輝くグッゲンハイム美術館が見えます。

美術館に入るところで迎えてくれるのは、草や花で覆われたPuppy像です。時折小鳥が近寄ってくるのがさらにかわいさを増しています。

美術館の入り口は写真の右側の階段を降りたところにあります。建物は現代建築でもっとも称賛されているものの一つです。右側の曲線の建物は船のように見えました。

内部も曲線が多用された造りになっています。

展示物は現代美術が中心で、当日はPaul Pfeifferの作品が展示されていました。

川沿いの出口を出ると、橋の前にある蜘蛛の彫像に人だかりができていました。

美術館を出た後は世界遺産であるビスカヤ橋に向かいました。美術館の近くにあるGuggenheim駅からトラムに乗ってSan Mame駅で降車、地下鉄に乗換へPortugalete駅で降りるとすぐにビスカヤ橋が見えてきます。事前にBarikカードを購入しましたが、すべての交通機関に乗車できサンセバスチャンのdBusでも使えかなりの割引になりお得感がありました。

橋の上までエレベーターがあり、歩くことができるのですが、こちら側のエレベーターは休止中なので反対側にゴンドラで向かいました。両側の車両のようなところに人が乗り、車やバイクはその間の板の上にのせて運んでいます。

下から見ると細いワイヤーで吊り下げられているのが見えます。

反対側の売店でチケット(シニア券€8)を購入しエレベーターで上部へ向かうと歩道があります。しっかりした作りなので揺れもほとんどなく安心して歩けました。

ネルビオン川の河口方向を見るととても素晴らしい風景が広がっています。

反対側は先ほど駅から歩いてきた川沿いの道が見えました。

橋自体もワイヤーで支えられています。

昼時となりエレベーターで降りた広場のそばにあるEl Puenteというバルでピンチョスを2つ(海老とカニ、かたつむり)を白ワインとともにいただきました。予定していたお店ではなかったのですが満足する味でした。

食後はAreeta駅から地下鉄に乗って旧市街の駅であるCasco Viejo(Zazpi Kaleak)駅で降車しました。まずは予定していたバルであるGure-Tokiに行くことにしました。ミシュランの掲載店で、Macarfiというスペインのレストランガイドにも掲載されています。

カウンターで注文すると席に運んでくれます。

Rabas(イカリングの天ぷら)

Cangrejo(カニの天ぷら)、ソフトシェルクラブのようで強めの味付けがとても美味でした。

Vieira(ホタテ貝)、これもいい味付けです。

中庭のようなヌエバ広場にも面していてこちらにも入口があり、外にはテラス席もありました。

次に旧市街を散策しながらサンティアゴ大聖堂に向かいました。

サン・アントン教会と共通の拝観料(€7)を払って内部を見学しました。

ステンドグラスからの光が内部を照らしとても綺麗です。

次にサン・アントン教会に向かいました。途中にあるリベラ市場も見る予定でしたが休業日でお店は開いていませんでした。

サンアントン教会もゴシック様式の古い教会です。

教会に近いRibera駅からトラムに乗ってAbando駅で降車し、老舗で受賞歴を多く持つバルのEl Golboに向かいました。

左はポテトとトリフのグラタン、右はクモガニのグラタンでともにとても美味しいピンチョスで大満足でした。

今日はピンチョスの3軒で昼食兼夕食ということでホテルに戻って明日のサンセバスチャンへの移動に備えました。

2/10(月)
明日のビルバオ空港発のフライトが朝早いので、今日はサンセバスチャンからビルバオに再び戻りました。昼過ぎにホテルのついたので、早速そばにある老舗店Cafe Irunaでランチをとりました。

入り口はシンプルですが、中に入ると歴史を感じさせる内装で、入口付近にピンチョスのコーナーがありましたが、今日は奥のレストランエリアでゆっくりランチコースを楽しむことにしました。

前菜、主菜、デザートはそれぞれ3種類から選べますが、前菜はイカ墨のリゾットにしました。コクのある味で右に添えられたマヨネーズとの相性も抜群です。

主菜はスズキのソテーですが、ソースがとてもよく味を引き立たせていて、取り合わせの海老とムール貝とともに美味しくいただけました。

デザートはふたを開けるとプリンのようなチーズが入っていて味はあまりないのですが、横にある蜂蜜を入れると上品な甘さでした。

ワインも飲み放題で3杯飲みましたが、このコースで€21.9はお得感があります。

まだ時間もあるので、最後にビルバオ美術館にバスで向かいました。

天井からつるされた2体の彫像はグロテスクですが、有名な画家の絵も展示されています。撮影は禁止されていないので展示されている絵を紹介します。

展示期間中のAntonio de Guezaraの絵

パブロ ピカソ

エル グレコ

入館料が無料なので時間があれば立ち寄る価値はあると思います。

旅行の計画当初ビルバオは世界遺産のビスカヤ橋ぐらいしか見るところがないかなと思っていましたが、観光スポットが多く、またサンセバスチャンに引けを取らない美食の町でピンチョスの有名店も数多くありました。バスク地方に行くなら立ち寄るべき街です。

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