旅好き爺の旅行記
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スイス鉄道の旅 Part2(ザンクト・ガレン編)2025年7月

7月17日(木)から25日(金)の7泊9日でスイスの鉄道を利用してザンクト・ガレン、エンゲルベルグ、インターラーケン、ベルンの4か所に行ってきました。2023年8月にもスイスの鉄道を利用して旅をしたので(投稿の編集 “スイス鉄道の旅” ‹ 旅好き爺の旅行記 — WordPress)今回は第2弾となります。

今回の旅程では、チューリッヒ空港からザンクトガレンに行き、フォアアルペン急行、ルツェルン・エンゲルベルグ急行、インターラーケン急行などの観光列車を使い、世界遺産のあるザンクト・ガレンやベルンの旧市街やティトリス山やユングフラウヨッホなどのスイスアルプスの雄大な景色を楽しんできました。

今回の旅のきっかけはJALが発行しているAgoraというウェブサイトの記事に世界遺産であるザンクト・ガレン修道院付属図書館の特集があったこともあり最初の滞在地をザンクト・ガレンにしましたのでそこをまず紹介します。

7/17(木)
羽田空港07:50発のJL047便でヘルシンキ空港に予定より早い14:45に到着、ヘルシンキに近づくときにはスカンジナビア半島の雪をかぶった山々が出迎えてくれました。

ヘルシンキ空港16:30発のJL6845便(フィンエアーとのコードシェア便)でチューリッヒ空港に18:00に到着、7月までフィンエアーは労組のストライキが予定されていましたがすでに解決し特に問題なく到着できました。

チューリッヒ空港駅のそばにあるCOOPでサンドイッチや飲み物を購入し、19:13発の都市間の急行であるIC5でザンクト・ガレン駅に20:02に着きました。前回と同じようにスイスの鉄道の運行時間は正確です。今回の宿は駅から徒歩数分の場所にあるHotel Walhallaです。駅に降り立つとすぐ目の前にホテルが見えました。

長旅でしたのでこの日はすぐにお風呂に入って就寝しました。

7/18(金)
ホテルで朝食をとった後にすぐ旧市街に向かいました。旧市街の入り口にあるGLOBUSというデパートがある広場は早朝のためか人影もまばらです。

まずは町全体を見下ろすためにケーブルカーのあるMuhleggbahn駅に向かいました。駅の横には小さな渓谷があります。

ケーブルカーというよりは斜めに動くエレベーターのようで無人で運行しています。

上の駅で降りて、遊歩道を上がると町を見下ろせる場所に着きます。旧市街の教会の尖塔が見えました。

右の方を見ると遠くにドイツ・オーストリア・スイスの国境に位置するボーデン湖も見えます。

再びケーブルカーで下に降り、旧市街の散策に向かいました。旧市街は出窓のある建物が多く彫刻を施した111の出窓があるそうです。

今回の最大の目的地はザンクト・ガレン修道院付属図書館ですが10:00オープンなのでまずはザンクト・ガレン修道院を見に行きました。現在の建物は18世紀に建てられたバロック様式の建物ですが、内部の装飾も見事で見ごたえがあります。この修道院の母体はアイルランドから来た聖ガルスが613年に設けた隠遁所で歴史のある修道院です。修道院は付属図書館ともに1983年に世界遺産に登録されています。

10:00を過ぎたので付属図書館に向かいました。入館料(CHF18)はスイストラベルパスで無料になります。入り口では建物保護のため靴の上から履く大きなスリッパがありました。

17万冊の蔵書があり、今も読むことができると聞いていたのでもっと広いかと思っていましたが、比較的コンパクトな室内でした。ただしその室内の装飾は華麗で、世界屈指の美しい美術館ということには納得できました。

この建物の地下室にも展示があり、聖ガルスと修道院の歴史に関するものを見ることができました。

この建物を出て向かい側にある建物にもこの修道院についての歴史に関する展示があります。

この修道院の近くには1850年に建築されたネオゴシック様式の、改革派の教会St.Laurenzen教会があります。内部のステンドグラスも見事です。

旧市街はレストランが多数あり、イタリアンのお店で昼食を済ませ、次に織物博物館に行きました。

チケットも布でできていてお洒落です。ちなみにチケット代CHF12もスイストラベルパスで無料になります。

ザンクト・ガレンは古くから繊維・織物産業で栄えた町で1878年に貴重な型絵や図案、レースや織物など蒐集し博物館を作ったようです。

アートフルな作品も展示されています。

ザンクト・ガレンの旧市街は1日あれば徒歩で回ることができ、歴史を感じさせるいい街でした。明日はティトリス山の観光拠点であるエンゲルベルグに向かいます。

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