11月11日(火)から19日(水)にかけてタスマニア州ののホバートとビクトリア州のメルボルンに行ってきました。タスマニアは以前から何となく興味のあった場所で今回の最初の目的地としました。
11/11(火)・12(水)
成田空港17:40発メルボルン行のJL773便で、メルボルン空港T2に翌日5:40に到着し、入国と税関申告を済ませ、T1に移動しホバート行き8:15発のQF1291便に乗り換え、ホバート空港に9:35に到着しました。ホバート空港は小さな空港でゲートがなくタラップで降りることになりました。スロープのあるタラップを降りたのは初めてでした。

今回のホバートでの滞在先は、ホバート市内の中心にあるハードリーズ・オリエントホテルです。

200年近くの歴史を持つホテルで内部もクラシックでいい雰囲気です。

時間の早い到着でしたが、幸いにも部屋が開いていたのでそのままベッドで休むことができました。メルボルン行の飛行機にはなぜか小さな子供を連れた乗客が多く、睡眠が十分できなかったので助かりました。
昼食を兼ねてホテルの近辺を散策することにしました。路地の奥のような場所にDandy Laneというカフェがありました。

フライドチキンバーガーとタスマニア産のLaurel Bank Sauvignon Blancというワインを注文しました。バーガーもワインもとても美味しかったです。

この路地にはアートフルな壁画もありました。

ホテルのそばにはSt. David’s教会があるので中を見学しました。この教会は英国国教会の大聖堂でタスマニア教区の母協会となっています。



かなりボロボロになっている古い国旗等が飾ってありました。

ホテルのバーのハッピーアワーで地ビールを飲みながら前菜の皿を注文し今夜の夕食としました。
11/13(木)
今日は終日ホバート近郊のツアーに出かけます。ホテルの近くでピックアップした時はシドニーから来た夫婦だけでしたが、その後港に停車し、他のバスから多くの乗客が乗ってきました。

まずはウエリントン山に向かいますが、途中の展望台で下車し、ホバートの市街を見渡しました。

1270mのウェリントン山の頂上は平坦で雨風をしのげる建物もあります。あまりの強風で足の調子が悪いこともありバスからの車窓にしました。行っても何も見えなかったでしょう。

山頂は平地よりの10℃程度低いのでなんと雪が降ってきてあっという間に積もってきました。風の吹きつける側の窓には雪がびっしり付いています。


港で途中から乗ってきた乗客を降ろし、タスマニア王立植物園に行きました。



日本では見かけない鳥が散歩しています。

ここのレストランは改装中で休業でしたが、キッチンカーでサンドイッチを販売していました。

ボリューム満点のサンドイッチで味もとてもよかったです。

植物園から郊外のリッチモンドに向かいました。この石造りの橋はオーストラリアで最古の橋です。

郵便局前にはクラシックなポストもありました。

最後に向かったのはボノロング野生動物保護区です。ここは動物園ではなく、傷ついた野生動物を治療し、また自然に戻すことが役割です。女性の飼育員がウォンバットとともにこの施設の説明をしているところです。

タスマニアと言えばタスマニアデビルです。口を開けて牙を出すところを撮りたかったのですが、なかなな口を開けてはくれませんでした。デビルという名称ですがかわいらしい動物です。

ハリモグラもいました。何やら風貌がかわいらしいですね。

ホバートの港で降ろされたので、近くにあるFrank Bar + Grillで夕食としました。タスマニア産のDomaine Shimha Oinot Grisという白ワインを注文しましたが、少しピンク色で、フルーティーですっきりした味わいです。

Blackend Fishという料理もとても美味でした。

11/14(金)
今日は終日ホバートからフェリーで25分程度で行けるブルーニ―島へのツアーに参加します。ホバート市内からバスでしばらく走ったところにフェリー乗り場があり、その甲板にバスごと乗り入れました。このようなタイプのフェリーは初めてです。


最初にチーズ工場に向かいました。

ここではビールとともに、4種類のチーズが試食できます。左側のチーズが賞を受賞したとのことですが、私にはカマンベールチーズがあっていました。

次に向かったのはNeck Game Reserveという絶景ポイントです。

200段以上ある階段を上って上まで行くと島と島が細い砂洲でつながっている絶景が見られるのですが足が悪いためこの場からの景色としました。左側のタスマン海と右側の湾が見えたのでよしとしました。





次にジャングルの中を散策しました。変わった動物に遭えるかと思いましたが、うっそうとした木々や小川だけでした。


昼食のレストランに向かう途中で民家の塀沿いにホワイトワラビーが来ていました。

ツアーでの昼食はブルーニ―島のカキが3つ付いたフィッシュアンドチップスでワインやビールを含め飲み物が2杯ついているもので満足できる内容です。

昼食後はBligh Museum of Pacific Explorationという小さな博物館に立ち寄りました。この島に関連した探検家の資料等が展示されています。


次にTwo Tree Point, Resolution Creekという浜辺に向かいました。ジェームス・クックなどの多くの探検家が訪れた場所で当時と同じ2本の木が浜辺近くに生えています。

ここからしばらく走りチョコレート工場に向かいました。前に広がる広大な庭もきれいでした。ここではツアー客一人に一個チョコレートが貰えました。


最後にこの島の蜂蜜を販売しているお店に立ち寄りました。ここでは何種類もの蜂蜜の試食とツアー客一人に一個小さな蜂蜜がもらえます。10 種類ある中で人気はマヌカハニーでした。


帰りのフェリー乗り場にはたくさんの車両が並び時間通りに帰れるか不安でしたが、便数を増やしたのか、次々とフェリーが到着し、ほぼ予定通りの時間にホバートのホテルに帰れました。今回のツアーはあちこちで試食やお土産のついていてブルーニ―島を満喫できました。またツアー客の国籍もバラエティ―に富んでいて楽しかったです。
11/15(土)
毎週土曜日はサマランカプレースでマーケットが開かれているので、そこに行ってきました。想像したより多くのお店が出ていて。人々で大変にぎわっていました。途中で昨日のツアーで一緒だったパプアニューギニアから来た夫婦と出会いびっくりしました。彼らはこの後ブリスベンに行くそうです。


マーケットを見た後にフェリー乗り場からMONA美術館行のフェリーに乗りました。

船はダーヴェント川を上って2つの橋の下を通ります。写真はその一つであるタスマン橋です。中央が盛り上がった特徴のある橋です。

船はMONA美術館の桟橋に30分弱で到着。

入場口は正面の100段近い階段を上ったところですが、足の具合が悪いので私は右側のトンネルから入場しました。

建物は岩盤をうまく利用した地下3階建てで、ギャンブルで巨万の富を築いたディビッド・ウォルシュ氏が個人の趣味で集めた現代美術を展示しています。ギャンブラーの割には使い方は堅実なようです。タスマニアに在住している人は入場料無料ですが、その他の人は入場料’シニアA$33)が必要です。



ポルシェのエンブレムのあるFat Carという作品

地上にレストランがありますが、オーナーが所有するワイナリーが併設されています。

このワイナリーの白ワインとともにサンドイッチを食べました。



港に戻ってPearl+Coというシーフードのレストランで夕食にしました。

タスマニア産のDevils Corner Resolition Savinion blancを注文、果実の甘みとさわやかな酸味を感じるワインで、一緒に食べたカキや小粒のホタテ貝の料理にもぴったりでした。



明日はメルボルンに向かいますが、タスマニアでの4日間は文化や自然そして美味しいシーフードとワインに出会えた満足でいる内容でした。あいにく足の調子が悪く長い距離の歩行はできませんでしたが、それなりに楽しめました。


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