旅好き爺の旅行記
A photo journey by an old man who loves to travel

昨年12月2日(火)に腰椎の手術を受けリハビリ中のため、今回は鹿児島の泉質の違う温泉を巡りながら、地元の美味しい食事を楽しむことにしました。

1/8(木)
羽田空港08:05発のJAL643便に搭乗し、鹿児島にほぼ予定通り10:00に到着しました。空港でレンタカーを借り、最初の昼食は空港の近くにある鹿児島の肉を使った焼肉が食べられる永楽荘に向かいました。

牛肉や鶏肉を使ったいろいろな焼肉定食などもあるのですが、前に食べて美味しかった、地元どり焼き定食を注文しました。とり刺しとサラダが付いていて、とり肉は胸ともも肉がありとてもジューシーでした。生でも食べられるそうなので新鮮さは抜群です。一品料理で牛タンも注文しましたが、大きな塊で焼いてからハサミで切りながら頂きました。

食事を終えてから鹿児島神宮に行きました。この神社は古くからある由緒ある神社ですが、本殿までの階段を見て、今の体力では厳しいので断念しました。階段の登り口には白馬の御神馬である鈴懸馬の餌やり場があるので、午年でもあり御神馬を見て満足しました。

次に本日の宿である、いぶすき秀水園に向かいました。今回で3度目の宿泊ですが、2026年プロが選ぶ日本の旅館・ホテル100選で総合13位、料理部門では2位に入っている旅館です。料理部門では常に上位にランクされる料理自慢の宿です。宿でチェックインするとウェルカムドリンクがあり、スパークリングワインを頼みました。酒飲みにはうれしいもてなしです。

最上階の5階の部屋で窓からは対岸の大隅半島が見えました。部屋はベッドルームと和室があり、4人掛けのダイニングテーブルもある広い部屋で、予約した和室の部屋よりグレードを上げてくれたみたいで助かりました。

温泉はナトリウム塩化物泉のかけ流しで、冬の寒い時期には温まります。地下1階にある大浴場には内風呂に露天風呂が併設されています。写真は宿のHPのスクリーンショットです。

入浴後は部屋での夕食です。ダイニングテーブルでの部屋食なので足の筋力が低下している身には助かります。前菜は蟹三彩、竹の子木の芽和え、ワカサギ紫蘇揚げ、柿白和えなどです。JTBのプランで予約したので下にある指宿産の熟成生うなぎと焼きうなぎの握りが特別についていました。うなぎの血には毒があるので生で食べるのは初めてでしたが、フグのような食感でとても美味でした。

秀水園なので、地元指宿酒造の秀水という、こくのあるすっきりした飲み口の焼酎を注文しました。芋臭さがなくフルーティーな味わいです。

造りは、きびなご、イカ、車海老などです。

蟹つみれの清まし汁

薩摩黒豚やわらか煮は大豆のあん掛けがかかっていて美味しかったです。

くり抜いた柿の中に牡蠣が入っている料理はダジャレのようですが、洋風でとても良い味でした。

飛魚出汁の寄せ鍋には黒豚、鶏つみれ、湯葉やタラバガニなどたくさんの具材が楽しめました。

食事は西郷丼と名付けられていましたが、かんぱちの漬け丼でした。

仲居さんが食べ終わったころを見計らって、料理を丁寧に一皿一皿配膳してくれたのも、料理の味を一層引き立ててくれたように思います。さすが料理部門でトップクラスの旅館の夕食に大満足でした。

1/9(金)
朝食も部屋食でした。内容も充実していて固形燃料で温める料理は茶わん蒸しのようなものでとても美味でした。

この秀水園から歩いて5分ぐらいのところに砂むし会館砂楽という砂むしの施設がありますが、以前行ったことがあるので、今回は少し離れた山川砂むし温泉砂湯里という砂むしの施設に行くことにしました。施設の後ろからすごい量の湯けむりが上がっています。

駐車場からは開聞岳がきれいに見れました。朝早い時間なのですいていてゆっくり砂むしを楽しめました。帰り際に外国人の親子が来たのには驚きです。

昼食は鹿児島市内に行き、鹿屋市漁協直営の、みなと食堂2号店で食べることにしました。

カンパチ海鮮丼にはカマのあら煮とヒメアマエビのかき揚げがついています。新鮮なカンパチの歯ごたえが心地よくとても美味でした。

昼食を終え、本日の宿である妙見温泉にあるおりはし旅館に向かいました。おりはし旅館は1879年創業の老舗の旅館で日本秘湯を守る会にも入っています。天泉という離れの客室は、洋室と和室の2部屋でベッドもあり助かりました。驚いたのは部屋にある内風呂と露天風呂です。小規模な旅館の風呂と同じくらいあります。写真では見えませんが、露天風呂の横には湧き水の水湯のあります。

とりあえず少し離れたところにある大露天風呂に行きました。泉質は炭酸水素塩泉で部屋の風呂も含めすべて掛け流しです。さすがに日本秘湯を守る会だけあります。

以下の風呂の写真は旅館のHPのスクリーンショットです。

別館の山水荘にはキズ湯という内風呂がありますが、立派な部屋風呂があるので今回は行きませんでしたが、「当館にだけ自噴している温泉」と書いてあったので行くべきだったかもしれません。

入浴後は楽しみの夕食タイムです。1913年に建てられた本館は窓ガラスもその時代のものが使われている趣のある建物です。ここは現在食事処に使われています。
先付は、キャビアがのった赤海老帆立湯葉洋風和え、五色なますといくら醤油漬け・帆立貝・空豆です。サービスに焼酎の前割が一杯ついていました。安田という焼酎は手に入れるのは難しいそうです。ライチのようなフルーティーな香りを感じる焼酎でした。

黒豚豆乳きのこ鍋

焼酎のリストにはまだ飲んだことのない銘柄もあり、今回は安田と同じ国分酒造のフラミンゴオレンジという変わった名前の焼酎にしました。これもなかなか手に入らないそうです。名前の通り柑橘系の香りがします。

造里は、天然鯛、鮪、車海老です。秀水園でも車海老が出ましたが、頭も食べられとても美味しいです。

蛤しんじょのお吸い物

左から栄螺旨煮、海老芝煮、鰤幽庵焼き、薩摩芋きんとん

鹿児島黒牛ステーキは塩を付けて食べると素晴らしい味でした。

牡蛎南蛮漬け

食事は霧島の棚田米を土鍋で炊いたものに、しじみ汁と香の物で、土鍋で炊いた米のおこげが香ばしく美味しかったです。全体に料理は素晴らしい味わいでした。

1/10(土)
朝食も品数が多く朝から活力をもらえる内容でした。おりはし旅館は、離れを中心としたこじんまりした旅館ですが、素晴らしい温泉に加え、手抜きのない料理やスタッフのサービスなど高級感のある宿でした。

チェックアウト後は大隅半島をドライブします。まずは以前にも立ち寄った桜島にほど近い、道の駅たるみずで休憩しました。ここでは足湯に浸かりながら桜島を見ることができます。この近辺の錦江湾には養殖いかだが多数あり、水揚げされたばかりの新鮮な魚を味わうことができます。

今日の昼食は、車を少し走らせたところにある垂水市漁協直営の味処海の桜勘というお店です。

カンパチの背身、腹身、炙り、骨まで味わえる西郷どん定食を注文しました。左上のあら煮は骨まで柔らかくなっています。右側にあるつけ汁は漬け丼用のたれで、刺身をここに付けてご飯にのせれば漬け丼風になります。刺身のたれにはドレッシングもありこれに漬けるとカルパッチョ風になりました。新鮮なカンパチは歯ごたえが良くとても美味です。

更に車を奥に走らせ道の駅たるみずはまびらにいきました。隣接してフェアフィールド・バイ・マリオットというビジネスホテルが建っていました。

海に向かって右側には桜島、左側には開聞岳が見え景色を楽しめる場所です。

ここから本日の宿である、さつま町の宮之城温泉、手塚ryokanに向かいました。旅館の入り口に旅館名のある看板がなかったので最初は迷いましたが、2階建ての旅館に到着しました。

古くから湯治場としてある温泉で、アルカリ性単純温泉でPH9.0ですがとてもヌルヌル感があり肌がしっとりします。湯量も多く源泉掛け流しです。露天風呂はあるのですが12月から3月はかけ流しのため適温を保てないので閉鎖されていました。その代わりに貸切野天風呂が無料で50分利用できました。また岩盤浴施設も併設されていて有料ですが利用できます。

入浴後は1階にある食事処での夕食です。前菜は数の子、砂肝チャンジャ、蕪となまり節の辛子マヨ和え、スナップエンドウとスイートポテトです。

19:00以降はカフェ&バーでアルコール類のフリードリンクがあるので今日は少し辛口のドイツワインを注文しました。とてもフルーティーな香りで美味しいワインでした。

刺身は、左から馬面ハギ、本鮪、紋甲イカ、かんぱちで、吸物は鰤と大根などのです。

小鯛はオーブン焼きのローズマリー風味でバルサミコ昆布ソースで食べるととても美味です。

焼物は海老や穴子などが入った魚介の玉締めでした。

黒毛和牛のしゃぶしゃぶはきれいにさしの入った肉でとても美味しかったです。

少量美味のコースですが、年寄りには十分な量でした。帰りにバーに立ち寄り地元の焼酎をいただきました。

さつま町にある異なる酒造会社の3種類の焼酎はそれぞれ味わいに特徴があり楽しめました。

1/11(日)
朝風呂にゆっくり浸かった後に朝食会場に行きました。シンプルな和定食ですが、左上の薬味をご飯にのせ、鶏ガラの出し汁をかけると鶏飯になります。鶏飯は奄美大島の郷土料理ですが、鶏ガラの出し汁と具材が融合し深みのある味わいになります。

蒸し料理も付いていましたが、西郷どんの絵が描いてある薩摩揚げがとてもユーモラスで可愛いです。トマトソースとポン酢で美味しくいただきました。

11:00近くにチェックアウトして、JR九州の熊本の八代駅と鹿児島の隼人駅を結ぶ肥薩線の嘉例川駅に向かいました。嘉例川駅は鹿児島県内最古の木造駅舎があり、国の登録有形文化財に指定されています。駅の入り口にはまだ正月の門松が飾ってありました。

ここで有名なのは九州駅弁グランプリを受賞している駅弁で1日100食しか製造されていないためなかなか購入できません。ただし今日は滞在中に何個か駅弁を購入している観光客がいました。ちなみに1個1,800円でした。

列車が来る気配がないのでよく見ると大雨の影響で2025年10月から吉松駅と隼人駅間で運休しており代替のバス輸送をしているとのことでした。早く復旧されることを祈っています。

昼食は空港のそばにある地元の人気店まことラーメンに行きました。ここは2024年の鹿児島ラーメングランプリで準優勝した店で駐車場は地元ナンバーの車が多く駐車していました。待つこと1時間強ようやく店内に入り、お勧めのUMAMIラーメンに味玉と野菜をトッピングしたものを注文しました。特にこれといった特徴のあるラーメンではなく、可もなく不可もない味でした。これだけ待っても食べたい味とは思えませんでした。

空港に向かいレンタカーを返し、空港のレストランでおつまみを食べながら最後の芋焼酎を味わいました。
鹿児島17:10発のJAL650便に搭乗しましたが、機内アナウンスで羽田空港の混雑のため離陸が20分程度遅れるとのことでした。ただし、羽田空港への到着は強い追い風が吹いていたためか定刻の18:45から若干遅れただけで済みました。

今回は手術後の療養も兼ねていたのであまり観光せずに温泉と料理を楽しみましたが、ナトリウム塩化物泉の指宿温泉、炭酸水素ナトリウム泉の妙見温泉、アルカリ性単純泉の宮之城温泉と泉質の違う掛け流しの温泉を堪能し、いぶすき秀水園、おりはし旅館、手塚ryokanの素晴らしい食事を堪能することができました。鹿児島は肉や海鮮の豊富で、次回来るときも必ずカンパチは食べることでしょう。現在の体調を考えると大変満足できる旅でした。

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