旅好き爺の旅行記
A photo journey by an old man who loves to travel

今年に入って航空機を利用した旅が続いたので今回は愛車に乗り5月24日(日)から27日(水)にかけて3泊4日で長野県にある3つの秘湯を巡ってきました。

5/24(日)
自宅を7:00前に出発、中央高速にのり談合坂SAで朝食をとり、岡谷JCTから長野自動車道に入り安曇野ICで降りました。東京から約250㎞、走行時間で3時間弱かかりました。まずは安曇野ちひろ美術館に立ち寄ることにしました。画家・絵本作家のいわさきちひろの両親が信州出身であったことからここ安曇野に美術館を開館したようです。

ここには5つの展示室で、ちひろの代表作や原画や絵本やゆかりの作家、世界各国の絵本画家の作品が展示されており、ポーランドの巨匠であるヨセフ・ヴィルコンの絵本の原画などが展示されていました。

昼食時になったのでクニズ・カントリーチキンという店で信州豚SPFロースカツレツを食べましたが、値段も安く大変美味しかったです。比較的近くに仁科三湖があるのでその一つである青木湖に行きました。レークサイドカフェのテラスで湖を見ながらコーヒーを飲みながら景色を楽しみました。

あいにくの曇り空でしたが、遠くに北アルプスの山が雲の隙間見えました。天気が良ければ素晴らしい景色なのでしょう。

次に大町市にある浅利慶太記念館に立ち寄りました。劇団四季の浅利慶太が北アルプス美しい自然環境に感動し、大町市に劇団四季のベースキャンプを作ったことが始まりです。

展示室内部の撮影は禁止でしたが、劇団四季のあゆみや舞台模型、大道具・小道具、衣装などが展示されていて興味深く見学することができました。
ここからほど近いところに本日の宿である葛温泉仙人閣があります。秘湯を守る会の会員旅館ですがなぜかそれを表示する提灯は見られませんでした。

単純泉の内湯とアルカリ性単純泉の露天風呂がありますが、露天風呂からは北アルプスの山の絶景を見ながら湯に浸かることができます。

食事処での夕食ですが、お品書きはありませんでしたがこれでもかというほどの料理が出てきました。写真はその一部です。虹鱒の塩焼き、山菜のおひたしや、わかさぎ・山菜の天ぷらなどです。

5/25(月)
和定食の朝食を食べた後に、車で高瀬川の上流にある七倉ダムに行きました。七倉ダムは高さ125mの日本有数の高さを誇るロックフィルダムです。一番奥にある高瀬ダムは176mですが駐車場から歩かないとダムが見れそうにもないので手前の七倉ダムにしました。

再び大町市方面に下ると龍神湖(大町ダム)がありました。

天気が良いので北アルプスの絶景が見られる鷹狩山山頂展望台に行くことにしました。近くまで車で行けるので脚力が回復途中の私には大変便利です。

大町市の市街地と北アルプスの絶景を見ることができました。

絶景を堪能した後、諏訪湖に向けて車を進めました。過去諏訪湖周辺は浜松三河一色とならぶうなぎの産地だったので今でもうなぎ屋が多数あります。関西風と関東風が入り混じっていますが、昼食は関東風の老舗店うなぎの古畑というお店に決めました。

うな重の竹を注文しましたが、肝吸い付きで、ご飯の間にも一切れ分のかば焼きが入っていて、味も抜群で満足できる昼食でした。

まだ時間があったので近くにある高島城に向かいました。1598年に豊臣秀吉の家臣である日根野織部正高吉によって築城されました。当時は湖水と湿地に囲まれ諏訪の浮城と呼ばれていたそうです。現在の天守は1970年に復元されたものです。

城内には推定樹齢120年のミヤマキハダの大木がありました。

本日の宿である蓼科親湯温泉はここから30分ほどの距離でした。信玄の隠し湯といわれており旅館は1350mの標高で風がひんやりしました。秘湯を守る会の会員旅館ではありませんが山奥にあり秘湯感があります。

チェックイン時にウェルカムドリンクとしてビールが出てきました。みすずLinrary Loungeは本に囲まれたとても雰囲気のあるBarです。旅館のオーナーが大の本好きで、みすず書房の社主が茅野市出身であることからその名を冠したBarを作ったそうです。

岩波文庫の回廊もあり蔵書が30,000冊あり宿泊客は自由に借りて読むことができます。

お風呂は内風呂に露天風呂が併設されており、泉質は肌に優しい弱酸性の単純泉です。内風呂は畳敷きで足の弱い年寄りには優しい作りです。露天風呂は滝の湯川の流れの音が聞こえて開放感があります。写真は旅館のHPのスクリーンショットです。女性専用の露天風呂があり女性に優しい旅館のようです。

夕食は個室の食事処での信州の山の幸をふんだんに使った創作料理です。お口はじめは信州牛の柔らかコンフィ、茅野産味噌チーズ、信州サーモン、長芋ムースとアスパラガスのテリーヌ、鹿肉の味噌そぼろと焼き筍、こごみのクルミ和え、信州雪鱒のカルパッチョでした。

ワインでもいいかなと思いましたがワインリストにあるワインが高めなので、長野産の芋焼酎を注文しました。すっきりとした味で飲みやすい焼酎です。

スープは豆乳と甘酒をベースとしたものに生ハムとグリーンピースが入っていて味わいのあるものでした。

温菜は信州地鶏と蕗のトマト煮とおやきに猪肉のリゾットコロッケが添えられていました。コロッケは炭がまぶしてあるので黒くなっていますがとても美味でした。

肉料理は信州牛ステーキに安曇野産のきざみわさび、オニオンソースと塩が添えられていてどれを付けても素晴らしい味です。

お椀にあるのは蓼科スープカレーでご飯をスプーンですくってスープカレーにつけて食べます。とても味わいのあるご飯ものです。

デザートは八ヶ岳牛乳を使用した嶺岡豆腐で牛乳と葛粉を使った伝統的な和菓子です。上品な甘さでした。

一品一品手の込んだ創作料理に大変満足しました。

5/26(火)
朝食は健康的な和定食でした。伊万里豆皿には高野豆腐、浅利とキャベツの煮込み、温泉玉子、野菜とそばの実のお浸し、加茂七豆腐が盛り付けられています。焼き物は信州イワナの一夜干し、またサラダバーがあり好きな野菜を食べられます。

チェックイン後まず蓼科湖に寄ってみました。農業用温水のため池として作られたものですが、釣りやボートが楽しめるようです。湖畔に黄色いアヤメの花が咲いていました。天気が良ければ蓼科山も見られるようです。

次に白樺湖に向かいました。ここも蓼科湖同様に農業用温水ため池として作られたものですが、長野県有数のリゾート地になっています。湖畔には白樺の木が生えています。

近接してスキー場があるためかきれいな作りのコンビニ(Lawson)がありました。

ここから本日の宿がある佐久市に向かいました。途中の道の駅ヘルシーテラス佐久南で昼食に野沢菜のかき揚げそばを食べました。野沢菜のかき揚げなんて長野らしくていいですよね。

ここからほど近い山奥に本日の宿である初谷温泉があります。玄関には秘湯を守る会の会員の提灯がありました。1885年に創業者が栗拾いしているときに湧き水を組んで病気の母親に飲ませたところ元気になったそうで、宝名水と命名されたものが源泉です。全7部屋のこじんまりした旅館で中は非常にきれいでした。

この宝名水を飲んでから湯に入るのが良いそうですが、塩分や鉄分が多く高血圧には良くないようで飲泉はしませんでした。宝名水と浴槽の写真は旅館のHPのスクリーンショットです。

右がさら湯で左が温泉で先にさら湯に入り次に温泉に入る方が効用が高いようです。ちなみに男湯は配置が逆になっていました。泉質は含む二酸化炭素‐ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉で肌触りも良く非常に温まるお湯です。冷鉱泉を湯舟近くで水蒸気で一気の温めているため、たまにゴーという音がしていました。

湯上り後のラウンジも雰囲気があります。

部屋ごとの個室での夕食です。信州・佐久の食材を使った料理で、前菜は合鴨スモーク、花豆甘煮、なすふき味噌田楽、キャラブキ、リンゴとクリームチーズでした。

佐久名産の鯉のアライが出てきました。綺麗な水で養殖されているためか臭みもなくほんのり甘くコリコリした食感は抜群です。

地元の芋焼酎喜代作を注文しました。とても飲みやすい焼酎で過去全国酒類コンクールで上位入賞しています。

佐久鯉の旨煮は見た目よりもあっさりしていてコクのある上品な味でした。

エビ里芋饅頭餡掛けはしっとりとした食感です。

活鮎の塩焼きは宿のいけすからとったものを焼いたものです。

牛肉の陶板焼きは肉のうまみがして美味しかったです。

佐久産のコメは風味と食感がよく、柚子しんじょのお椀ともよく合っていました。

デザートは抹茶ミルクプリンで上に苺がのっています。

一品一品気持ちを込めて丁寧に作られており、秘湯を守る会の宿の中でもトップクラスの料理だと思います。

5/27(水)
朝食は佐久らしい和定食でした。温めたほうば味噌はとてもご飯にあいます。

チェックアウト後は佐久市内を観光してから帰宅の途へ着きます。まずは、佐久市の観光情報で円満寺の藤は5月下旬が見ごろと書いてあったのでそこに向かいました。本堂の裏手に駐車して本堂に進むと立派な藤棚がありましたが、すでに花の時期は終わっていたようです。1142年創建の古刹で開祖が京都から持ち帰った古木の藤とされています。今年は気温が高く早く開花を迎えたようです。

立派な本堂です。

本堂正面にも藤棚がありました。色とりどりのアヤメが見れたのは幸いでした。

次に国史跡で重要文化財に指定されている旧中込学校に向かいました。旧中込学校は1875年に村民及び村の篤志家の寄付によって建設されたもので、日本最古の擬洋風学校の一つです。以前西伊豆の松崎でも同様な学校を見ましたが同様に立派な建物です。長野県は教育県として有名ですがその象徴でしょう。ここにも立派な藤棚がありましたが花は散った後でした。

ステンドグラスもあり別名ギヤマン学校とも言われています。

見学の後にぴんころ地蔵のある成田山薬師寺に向かいました。1921年に成田山新勝寺から不動明王を勧請し、成田山信濃出張所として認められています。立派な本堂があります。

門前の入口はこの後向かう龍岡城五稜郭の東通用門を移築したものです。

門前の入り口には健康長寿の町である佐久市のシンボルとして2003年にぴんころ地蔵が建立されています。かわいらしい容姿をしたお地蔵さんです健康を祈願して手を合わせて頭をなでてお参りしました。

次に日本で二つしかない星形城郭を持つ龍岡城五稜郭に行きました。先月函館の五稜郭に行ったので縁があるようです。江戸時代末期に田野口藩主の松平乗謨が新陣屋として着工し1867年に竣工したものです。規模は函館より小さいですが、大砲を主とした戦闘を想定した先見性のある作りです。1934年に国の史跡に指定されています。

ふれあいセンターに五稜郭の模型や資料が展示されていますが、松平乗謨は江戸幕府で若くして老中・陸軍総裁に任じられています。明治維新後は大給恒と改名し、日本赤十字社の創設に加わったようです。展望台がありそこから全景は見れるようですが駐車場から急な坂を上る必要があるので模型で我慢しました。

佐久市の観光を終え帰路は佐久ICから上信越道に乗り、藤岡JCTから関越道で自宅に向かいました。途中横川SAのレストラン燈歌で上州もち豚とんてき御膳で昼食を取りました。このSAは釜めしの駅弁で有名な荻野屋が運営しているようです。もちろん釜めし御膳もメニューにありました。あっさりしたガーリック味で美味しかったです。

今回は久しぶりに愛車を使った旅行でしたが、事故や渋滞もなく順調なドライブでした。長野県の北アルプスなどの雄大な景色、秘湯の温泉に浸かり、信州の食材をふんだんに使った料理を堪能でき非常に満足できる旅でした。6月は熊本県を旅する予定です。

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