7月26日(日)から29日(水)にかけて福島県の甲子温泉、野地温泉、裏磐梯の温泉を巡ってきました。6月下旬にホンダVezel RSという新車に買い替えてからの初めての遠距離ドライブ旅行です。
7/26(日)
東京の自宅を6:30に出発、東北自動車道を北上し、福島県の白河市を目指しました。途中朝食等の休憩をとりながら9:30には白河に到着しました。まずは小峰城址に向かうことにしました。小峰城は国の史跡にも指定されており日本100名城の一つです。1340年に結城親朝が築城したのが始まりとされていますが、丹羽長重が江戸幕府の命により城郭の大改修が行われ1632年に完成しました。1868年の戊辰戦争の激しい攻防の舞台となり大半が焼失しました。駐車場の近くに小峰城歴史館がありその展示を見ることにしました。

中ではVRシアターで江戸時代の藩士の登城の様子などが上映され、様々な展示で小峰城の歴史や歴代城主や関連する美術品を見ることができます。当時の城郭は広大な面積がありますが、天守閣は左の奥隅にあったようです。これは梯郭式の平山城だということからでしょう。盛岡城と会津若松城に並ぶ東北三大名城とされています。

見学を終え、二の丸茶屋の方を見ると再建された三層の天守閣が見えます。

小峰城の石垣は美しい石積みで特徴的な積み方が見られました。


見学を終え昼食をとった後に南湖公園に向かいました。南湖公園は白川藩主であった松平定信が1801年に築造した日本最古の公園とされています。士民共楽という理念で身分の差を超えて誰もが楽しめる場所として作られたそうです。

水面には蓮の花が咲いていました。

公園の入口付近に甘味処鎌倉というお洒落なお店がありました。わらび餅の専門店で国内外に数多くの店舗があるようです。

ここでわらび餅を購入し本日の宿である甲子温泉大黒屋に向かいました。大黒屋は白川藩主松平定信が愛した奥甲子の一軒宿で、日本の秘湯を守る会の会員旅館です。

今回のドライブで使ったホンダVezel RSです。安定した走りで操作性の良い車です。

部屋で一休みした後に名物の150年の歴史を持つ大岩風呂に入りました。5m×15mの大きさで浴槽で深さもかなりあり、縁に腰かけて入りました。脱衣所と浴槽が一体となっていて古びた秘湯感があります。お湯をそのままそばを流れる阿武隈川に流しているため石鹸等を使うことはできません。この風呂場は基本混浴ですが、女性専用の時間帯も設けられています。泉質は単純泉で刺激が少なくリラックスできるお湯で神経痛によいようです。難点は110段の階段を上り下りすることでしょうか。行きの下りは何ともありませんが、帰りの登りは足に応えました。途中に椅子の休憩所があり助かりました。写真は宿のHPのスクリーンショットです。

このほかに恵比寿の湯という男女別の浴槽がありそれぞれ露天風呂が併設されています。ここの泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉で肌触りの良い湯です。

夕食は旬の食材を活かした会席料理です。食事処の床の間に達磨が飾られていました。天明の飢饉の時の白川藩主松平定信が産業振興政策の一つとして奨励し今に至っています。眉は鶴、髭は亀、顎鬚は竹と縁起物で書かれています。

先付のぜんまい炒め、前菜、天ぷら、夏野菜の冷やし鉢ですが、燻製豆は初めて食べました。

日本秘湯を守る会のラベルの付いた赤ワインがあるとは思いませんでした。ヤマソーベニオンという山ブドウとカベルネソーヴィニヨンの交配種を使ったワインで力強い味わいでした。

桜鱒と川鱒の刺身は歯ごたえが良く上品な味です。

イワナの塩焼きは山奥の旅館らしい一品です。

福島県産和牛のすき焼きは程よい脂身でスタミナが付きました。

7/27(月)
朝一番で温泉に入った後にバランスの取れた和定食を食べ一日の元気をいただきました。

甲子温泉のある西郷村は福島県の最南部にありますが、今日はまず先日旅サラダというテレビ番組で紹介されていた最北部にある伊達郡桑折町を訪れることにしました。ここには国の重要文化財に指定されている旧伊達郡役所があります。大規模な擬洋風建築で1883年に建築されました。月曜日は休館日で中の様子は見れなかったのが残念です。

桑折町は桃の産地で、あかつきという品種は福島県の皇室献上品として指定を受けています。ちょうど出荷時期なので近くにあるJAの直売所に行ってみました。出荷を待つ桃の甘い香りがあたりを漂っていました。

購入することも考えましたが、まだ旅の途中で帰宅するころには食べごろが過ぎてしまうので断念し、モモ100%のジュースのセットをお土産に買いました。昼食は近くにあるそば処味祭さこちゃんというお店で天もりそばを注文しました。手打ちの細麺でのど越しの良い蕎麦です。

本日の宿は標高1200mにある野地温泉ホテルです。濃い霧の立ち込めた山道をひた走りたどり着きました。写真は翌日朝の写真です。宿は磐梯吾妻スカイラインの土湯温泉側にありますが、反対側には以前行ったことのある同じ硫黄泉の高湯温泉があります。天候が悪く磐梯吾妻スカイラインは通りませんでしたが、天気が良ければ絶景を楽しめます。

一休みしてから早速温泉に入ることにしました。全部で6つの湯殿がありますが、うち2つは女性専用なので男性は趣の違う4つのお風呂を利用できます。ただし泉質はすべて同じ単純硫黄泉です。下の写真は男性専用の剣の湯です。写真は宿のHPのスクリーンショットです。

広めの露天風呂がある鬼面の湯

内湯と露天風呂がつながっている天狗の湯

きれいな乳白色で硫黄のにおいが強くなく肌にも優しい感じでした。
夕食は懐石料理で、前菜には福島の郷土料理であるイカにんじんがあります。

奥の松酒造の本格焼酎04芋を注文しました。香りも良く飲み口もさわやかなです。

福島県産黒毛和牛のサーロインは右奥の陶板で焼きますが、塩を付けると抜群の味でした。

7/28(火)
今日は朝から天気が良いので磐梯山方面に向かうことにしました。まずは裏磐梯の五色沼の一つ毘沙門沼を訪れました。奥には磐梯山が顔を出していました。

以前来たときは下に降りて遊歩道で他の沼にも行きましたが、脚力が完全には回復していないこと、熊注意の看板もあるのでここからの景色のみとしました。

次に反対側の天鏡台に向かいましたが、猪苗代湖が見える場所までは行けなかったので車窓での景色としました。

猪苗代湖に向かう途中で猪苗代町そばの里センターいわはし館があったので、そこで昼食としました。

蒸し鶏の冷やしつけ蕎麦を注文しました。蒸し鶏の入った温かい汁にラー油が入っていて、手打ち蕎麦とよく合う味わいでした。

食後は国指定重要文化財の天鏡閣に向かいました。天鏡閣は有栖川宮仁親王が1908年に建てた別荘で大正天皇や昭和天皇も滞在されています。現在は福島県が所有しています。

中の食堂ではティーセットを注文して楽しむことができるようです。

アールヌーヴォーの家具が使われていました。

1階の浴室は純和風のようです。ちなみに2階は大理石の洋風浴槽でした。

再び猪苗代湖畔に向かい野口英世記念館に行きました。展示室の屋外には生家が保存されています。熊本訪問の際には北里柴三郎記念館に行ったので千円札の肖像になった細菌学者の第二弾となります。展示では生い立ちや功績に加えて野口英世の多彩な趣味にも触れることができました。

英世が一歳の時に左手に大火傷を負った囲炉裏端もありました。

見学を終え本日の宿である裏磐梯レイクリゾート猫魔離宮に向かいました。エントランスには高級感が漂います。

ロビーには兵馬俑始皇帝の金銀銅馬車が完全再現されたものがあり、過去は色々な場所で展示されていたようですが今ではここでしか見れない貴重なものです。

このホテルは裏磐梯レイクリゾート本館とつながっていて、本館にある五色の森大浴場と猫魔離宮宿泊者専用の虹の森温泉が楽しめます。写真はほてるのHPのスクリーンショットです。泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉で肌に優しい茶褐色の湯です。


二つの温泉がそれぞれの建物の隅にあるので大浴場まで結構な距離がありました。入浴後は楽しみにしていたフレンチのフルコースです。前菜は小海老の一品でした。

お勧めのフランスの白ワインを注文しましたが、柑橘類の香りとフルーティーな味わいのワインでした。

オードブルはタスマニアサーモンと会津夏野菜のプレッセで、サーモンが特に美味でした。

スープはヴィシソワーズをベースに福島の桃のピューレを加えた物で季節感があります。

魚料理はスズキのエビス焼きで皮も美味しくいただきました。

肉料理は国産牛サーロインのグリル会津産の粒マスタードがとても合っていました。

デザートも上品な甘さです。

どの皿も何某ら福島の素材が使われているようです。1人20,000円程度の宿泊費でこのコースを味わえるとは思いませんでした。
7/29(水)
朝食も同じレストランで洋食のセットでした。今日はあいにくの雨模様なのでチェックアウト後は近くにある磐梯山噴火記念館に行きました。この記念館は1988年に噴火100年を記念して建てられたもので、1888年の大噴火の様子や周辺の自然等について展示しています。

道を挟んだところに磐梯山3Dワールドがありセット入場券を購入したので見学することにしました。ここは磐梯山の四季の姿を3Dで上映していますが、あまりこれと言ってすごい画像はありませんでした。

途中に歌川果樹園の直売所があり、お土産に旬のあかつきというももを買いました。自宅に戻り数日後に食べましたが、とてもおいしい桃で満足しました。

郡山によって柏屋本店で福島名物の薄皮饅頭を買って東北自動車で東京自宅に戻りました。4日間の走行距離は845㎞で燃費が約21㎞/ℓでした。前乗っていた旧型Vezelより燃費はかなり向上し操作性も良くなっていて満足できる走りでした。
福島県の泉質がそれぞれ異なる温泉に入り、地元の美味しい食材が食べられた良い旅だったと思います。しばらくは新しい愛車を利用した旅を続けたいと考えています。


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